設立の目的と理念
Purpose and Philosophy of Establishment
世界的に高病原性鳥インフルエンザなどの人獣共通感染症が新たな脅威となっている中,国内においてもCSF(豚熱)やSFTS(重症熱性血小板減少症)など,動物が関与する疾病や人獣共通感染症が身近な問題として発生してくると、その防疫に果たす獣医師の責務は多大なものがある。
世界各地で狂犬病などの感染症が発生している状況の中、動物が関与する疾病や人獣共通感染症が身近な問題として発生してくると、その積極的サーベイランスとその予防、制圧に果たす我々獣医師の役割は益々重要になり、社会が獣医師に期待するところは極めて大きい。
獣医師に課せられた
主な社会的責務
- 動物の診療業務を通じ、動物に関する正しい知識や飼育法の啓蒙、学校飼育動物の正しい飼養衛生管理指導等、家畜、伴侶動物、ペットなどの健康を守る。
- 人獣共通感染症予防、安全な食肉・乳等の生産の指導、精神衛生に役立つ伴侶動物の健康維持等を通じ、人の健康を守る。
- 飼育動物ならびに野生傷病鳥獣の保護、救護活動等を通じ地球環境を守る。
等、獣医師としての責務は無限大である。我々はこれらの事情に対応でき得る更なる知識や技術の修得に努め、動物を介して社会への貢献奉仕を惜しまず、本年度も下記の諸事業を行う。