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Q2.仔犬、仔猫のワクチン接種の時期について教えて下さい。

犬猫に問わず幼体時よりワクチンを接種することをご存知の方は多いと思われます。
人と同じように犬猫にも伝染病が数多くあり、これらの予防のためワクチン接種を行います。では、いつ注射すればよいのでしょうか?

仔犬猫たちは母親からの授乳により移行免疫を獲得します。
この抗体(病気を予防する力)はおおむね生後60日位で低下しはじめ、病気を予防する力が弱くなっていきます。そのため、生後60日前後が第1回目のワクチン接種時期と考えられます。

しかし、1回のみの接種では完全に病気を予防する抗体レベルまで上がらない場合があるため、生後90日前後で2回目を接種し、その後は1年に1回追加接種していきます。      

だだ、すべての個体がこのプログラムで良いわけではありません。母親がワクチン接種をしていない場合、仔犬猫が母乳(初乳)を飲んでいない場合、仔犬猫の免疫獲得の力が弱い場合など、各個体によって差があります。

また、ペットショップやブリーダーによって生後30日くらいで販売するため、早めに接種している場合などもあります。アメリカなどではワクチン接種は3年に一度でよいという説も出ていますが、ワクチン接種率の低い日本では1年毎の追加接種が推奨されています。

仔犬猫を新しく家に迎えたなら、まずはその新しい環境に慣らすことが重要です。
おおよそ1週間くらい経ったら健康診断がてら動物病院に連れて行きご相談されるとよいでしょう。

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